AIと経済の教科書
ChatGPTで無駄遣いを見つける質問のしかた|支出のムダをチェック
AIの基礎2026-10-15

ChatGPTで無駄遣いを見つける質問のしかた|支出のムダをチェック

運営・編集:カイ(Kai)

ChatGPTで無駄遣いを見つける質問のしかたを、実際に試した結果つきで紹介。サブスクを1回あたりの金額で並べる聞き方と、先にAIから質問してもらう聞き方がわかります。

無駄遣いを見つけたいときは、ChatGPTに「節約できるところは?」と聞くより、判断の材料を引き出す質問をすると答えが具体的になりやすいです。

この記事では、サブスクを「1回あたりの金額」に直してもらう聞き方と、答える前にChatGPTから質問してもらう聞き方を紹介します。

どちらのプロンプトも、記事を書く前にChatGPTで実際に送って試しました。

毎月なんとなくお金が出ていくけれど、どこから見直せばいいか分からない方に向けて整理しています。

📌 この記事でわかること

  • 無駄遣いを見つける質問と、ふつうの質問の違い
  • サブスクを1回あたりの金額で見直す聞き方
  • ChatGPTに先に質問してもらう聞き方
  • 見直し候補を「削るかどうか」決めるときの注意
目次を見る(タップ/クリックで開く)
  1. 無駄遣いを見つける質問とは?一言で言うと
  2. サブスクと変動費で試した2つの聞き方
  3. 先にAIから聞いてもらうと答えが変わる理由
  4. 見直し候補をそのまま削らないために
  5. ChatGPTで支出を見直すときのよくある質問
  6. まとめ:無駄遣いは「1回あたり」と「先に質問」で見つける
  7. 次に読みたい記事
最終更新:2026年10月15日

無駄遣いを見つける質問とは?一言で言うと

ひと言でいうと、ChatGPTに「どれが無駄遣いか」を決めてもらう前に、判断の材料をそろえておく聞き方です。

「節約できるところはどこ?」と聞くだけでは、材料が足りません。

ChatGPTは、その支出をどれくらい使っているか、どれくらい大事にしているかを知らないからです。

今回試したのは、支出の種類に合わせた2つの型です。

質問の型 向いている支出 ChatGPTに頼むこと
1回あたりの金額に直す サブスク・会費など、毎月決まった額の支出 月額を使った回数で割り、見直す順に並べる
先に質問してもらう 食費・コンビニ・通販など、月ごとに変わる支出 答える前に、使い道を3つだけ聞いてもらう

サブスクと変動費で試した2つの聞き方

サブスクは月額を使った回数で割って1回あたりの金額で並べ、変動費はChatGPTに先に3つ質問してもらってから見直し候補を出す、2つの場面を左右に並べた図

金額はどれも、試すために用意した架空の例です。

ご自身で試すときも、カード番号や氏名は入れず、費目・金額・回数だけで十分です。

場面1:サブスクを「1回あたりの金額」で並べてもらう

まず、毎月払っているサブスク5つと、先月使った回数を伝えました。

家計のムダな支出を見つけたいです。
以下は毎月払っているサブスクと、先月使った回数です。
・動画配信 990円/月4回
・音楽配信 1,080円/ほぼ毎日
・ジム 7,700円/月2回
・電子書籍の読み放題 980円/月0回
・写真のクラウド保存 400円/毎日自動で使用
1回あたりの金額に直して、見直す価値が高い順に並べてください。
解約をすすめる前に、私に確認したいことがあれば質問してください。

実際に送ってみると、1位に電子書籍の読み放題、2位に1回3,850円のジムが並んだ表が返ってきました。

ChatGPTの返答画面。サブスク5つを1回あたりの金額に直し、電子書籍・ジム・動画配信・写真保存・音楽配信の順に並べた表

※実際に試したときの一例です。モデルの種類や更新によって、答え方は変わる場合があります。

目を引いたのは音楽配信です。

月額は2番目に高いのに、ほぼ毎日使うので1回36円でした。

返答の最後には、解約を決める前の質問が3つ、選んで答える形で付いていました。

ChatGPTの返答画面。ジムや写真保存には回数で測れない価値があると添えたうえで、ジムを今後どれくらい使いそうかを選んで答える質問

ジムに今後どれくらい通いそうか、電子書籍を使わなかったのは先月だけか、解約金があるか、の3つです。

プロンプトの最後に「確認したいことがあれば質問して」と1行足しておくと、解約をすすめるだけの答えになりにくいかもしれません。

場面2:変動費は「先に3つ質問して」と頼む

食費や通販のように月ごとに金額が変わる支出は、使い道が分からないと判断が難しいところです。

そこで、先に質問してもらうよう頼みました。

先月の変動費です。
食費(スーパー)52,000円、外食 18,000円、
コンビニ 11,000円、日用品 9,000円、ネット通販 15,000円。
どこにムダがありそうか、いきなり答えずに、
まず私に3つだけ質問してください。

送ってみると、食費は何人分か、外食とコンビニの目的、通販で何を買ったか、の3つを聞かれました。

ChatGPTの返答画面。食費は何人分か、外食とコンビニの目的、ネット通販で何を買ったかの3つを質問している

答えは架空で、大人2人分、外食は週末の家族ランチ、コンビニは仕事帰りの飲み物とお菓子としました。

通販は、半分が送料無料にするための「ついで買い」という設定です。

そのうえで削っても生活が困らない順を聞くと、1位に通販のついで買い、2位にコンビニの飲み物・お菓子が挙がりました。

ChatGPTの返答画面。ムダがありそうな支出の1位にネット通販のついで買い、2位にコンビニの飲み物・お菓子を挙げ、それぞれの削減目安を示している

自分で書いた「ついで買い」という一言が、そのまま1位の理由になっていました。

金額だけを渡していたら、通販15,000円は日用品のまとめ買いとして見過ごされていたかもしれません。

同じ返答には、今は無理に削らなくてよさそうな支出も挙がっていました。

ChatGPTの返答画面。週末の家族ランチ・スーパーの食費・日用品を今は無理に削らなくてよさそうな支出とし、月8,000円の削減を目標にする結論を示している

週末の家族ランチやスーパーの食費は「残してよい支出」に入っていて、我慢しすぎずに済みそうです。

先にAIから聞いてもらうと答えが変わる理由

病院で問診票に答えてから医師が診察するように、使った回数や使い道を答えてからChatGPTが見直し候補を整理することを表した例えの図

場面2で3つ質問されたとき、病院の問診票に似ていると感じました。

病院では、診察の前に問診票で「いつから」「どんなときに」を書きますよね。

医師はその答えを見て、どこを詳しく調べるかを決めます。

同じように、使った回数や使い道という「問診」の答えがそろってから、ChatGPTは見直す場所を整理できます。

見直し候補をそのまま削らないために

気をつけたいのは、ChatGPTが見直し候補に挙げた支出を、そのまま削るものと受け取ってしまうことです。

場面1でジムは見直し候補の2位でしたが、健康のために通うと決めている人には残す理由があります。

ChatGPTが判断に使えるのは、こちらが伝えた金額と回数だけです。

並び順も、一度自分の目で確かめておきましょう。

場面1では、1回約13円の写真保存が4位、1回36円の音楽配信が5位でした。

返答の冒頭には「利用回数が少なく、支払額が大きいもの」を優先したとあります。

それなら、同じ月30回で月額が高い音楽配信が上に来そうですが、順番が合っていません。

数字や順番に引っかかったら、「この順番は何を基準に決めましたか」と聞き返してみてください。

ChatGPTで支出を見直すときのよくある質問

Q1. 家計簿をつけていなくても使えますか?

使えます。

サブスクなら月額と先月使った回数、変動費なら費目ごとのざっくりした金額があれば十分です。

記録はアプリ、読み解きはChatGPTという分け方は、こちらの記事で詳しく整理しています。

Q2. カードの明細をそのまま貼り付けても大丈夫?

カード番号や氏名が載った明細を、そのまま貼り付けるのは避けたほうがよいでしょう。

入力した会話をモデルの改善に使うかどうかは、設定の「データコントロール」で選べます(OpenAI ヘルプ:ChatGPTのデータ管理)。

まとめ:無駄遣いは「1回あたり」と「先に質問」で見つける

無駄遣いを見つけるときは、ChatGPTに答えを急がせず、判断の材料をそろえる質問から始めるとよさそうです。

支出の種類 聞き方 試して分かったこと
サブスク 1回あたりの金額に直して並べてもらう 月額が2番目に高い音楽配信も、ほぼ毎日使えば1回36円だった
変動費 答える前に3つ質問してもらう 「ついで買い」の一言が、見直し候補の1位につながった

ジムのように回数では測れない価値があるものは、順位が上でも残してかまいません。

💡 今日の一歩

毎月払っているサブスクを書き出して、先月使った回数を横に添えてみてください。

そのメモを場面1のプロンプトに貼るだけで、見直す順番の案を出してもらえるでしょう。

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