AIと経済の教科書
新NISAでAI関連銘柄は買っていい?失敗しない考え方
AIの基礎2026-07-23

新NISAでAI関連銘柄は買っていい?失敗しない考え方

運営・編集:カイ(Kai)

新NISAで話題のAI関連銘柄、買っても大丈夫?「集中投資」の誤解や過熱感との付き合い方に加え、ChatGPTに「買いですか」と聞いて返ってきた答えと、割合を考える聞き方も紹介します。

結論から言うと、新NISAの制度上、AI関連銘柄を買うこと自体に制限はありませんが、

「AIだから」という理由だけで一点集中するのは、初心者の方ほど避けた方が良いです。

📌 この記事でわかること

  • AI関連銘柄がどんな会社を指すのかがわかる
  • 新NISAのどの枠でAI関連銘柄が買えるのかがわかる
  • 初心者が陥りやすい「集中投資」の誤解がわかる
  • 相場の過熱感とどう付き合えばいいかがわかる
  • ChatGPTに相談するときの聞き方がわかる
目次を見る(タップ/クリックで開く)
  1. AI関連銘柄とは?一言で言うと
  2. たとえば「金脈探しを支える道具屋」のようなもの
  3. AI関連銘柄は新NISAでどう扱われる?
  4. AI関連銘柄で間違えやすいポイント
  5. ChatGPTに「AI関連株は買い?」と聞いてみた
  6. AI関連銘柄のよくある質問
  7. まとめ
  8. 次に読みたい記事
最終更新:2026年10月26日

AI関連銘柄とは?一言で言うと

AI関連銘柄とは、AIの普及によって業績への恩恵が期待される企業の株式のことです。

半導体メーカー(エヌビディアなど)、データセンター運営会社、AIソフトを開発する企業などが代表例で、業種をまたいだ「テーマ株」の一種として扱われています。

AIという単語だけでは、どの会社が当てはまるのかは決まりません。

何を作り、AIの普及でどう利益を得る立場にあるのかまで見て初めて、AI関連銘柄と呼べるかどうかがわかります。

たとえば「金脈探しを支える道具屋」のようなもの

19世紀のアメリカで金鉱探しが流行したとき、実際に大きく儲けたのは金を掘り当てた人だけではなく、つるはしやジーンズを売った道具屋だったという話があります。

AI関連銘柄も、これと似た構図です。

AIそのものを作る会社を中心に、半導体・データセンター・電力インフラの会社が同心円状に広がっている図解

AIそのものを開発する会社だけではありません。

半導体の商社、データセンター向けの不動産、電力会社まで、恩恵を受ける企業の裾野は思っている以上に広がっています。

裏を返せば、「AI」と名のつく会社を1社選ぶだけでは、この広がりをカバーしきれません。

AI関連銘柄は新NISAでどう扱われる?

新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類があり、AI関連銘柄との相性が少し違います。

新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠、それぞれで買えるAI関連の商品の違いを示す図解

つみたて投資枠は、金融庁が定めた基準を満たす投資信託だけが対象で、個別のAI関連株を直接買うことはできません。

この枠でAIをテーマにしたい場合は、条件を満たしたAI関連株を含む投資信託を選ぶ形になります。

一方の成長投資枠は対象商品の幅が広く、個別のAI関連株も、AI関連株を含む投資信託も、どちらも購入できます。

ただし成長投資枠でも、値動きを何倍にも増幅させる高レバレッジ型のファンドなどは対象外とされ、

商品を選ぶ際は購入画面の説明をひと通り確認しておくと良いでしょう。

また、NISA口座をまだ開いていない人は、こちらの証券会社の記事を参考にしてみてください。

特定の半導体企業に自分で投資したいなら、成長投資枠で個別株を選ぶ方法があります。

AI関連企業に幅広く分散して任せたいなら、AI関連株を含む投資信託を選ぶという使い分けが基本の考え方です。

AI関連銘柄で間違えやすいポイント

いちばん多い誤解は、「買っていいか悪いか」を白黒で決めようとしてしまうことです。

買っていいかどうかより、資産の何割をAI関連に振り分けるかのほうが、実は大事な論点です。

AI関連銘柄は値動きが大きくなりやすいテーマ株なので、資産のほとんどを集中させてしまうと、値下がりしたときの影響も大きくなります。

※2026年7月時点、AI関連の相場は上昇が続いてきており、「そろそろ過熱ではないか」と言われることもあります。

過熱への警戒感があるからといって、絶対に買ってはいけないわけでも、今すぐ買うべきわけでもありません。

個人的には、値上がりが続いている今だからこそ、一括で大きく買うのは避けたい局面だと感じています。

✅ ここがポイント

相場の過熱感は誰にも正確には読めません。

一括で大きな金額を投じるより、時期をずらしながら少しずつ買う「分割購入」を選ぶ人が多いようです。

もうひとつ注意したいのは、AIチャットに「このAI関連株は買いですか」と聞いて、そのまま鵜呑みにしてしまうことです。

AIは個別の銘柄にも「買い」に近い答えを出すことがあります。

その通りに投資して損をしても、AIは責任を取ってくれません。

ChatGPTに「AI関連株は買い?」と聞いてみた

AIに相談するとどんな答えが返ってくるのか、2026年10月にChatGPTで試しました。

まずは、迷っている人がそのまま打ち込みそうな聞き方です。

プロンプト例(よくある聞き方)

新NISAの成長投資枠で、AI関連株を買おうか迷っています。
エヌビディアは今、買いですか?

ここからは、AIがどう答えたかの記録です。

この記事は、エヌビディアなど特定の銘柄の購入をすすめるものではありません。

返ってきた答えは、思ったよりはっきりしていました。

株価や決算の数字を並べたうえで、最後に「『長期で少しずつ買う』なら検討する価値がある銘柄」と結論を出しています。

ChatGPTの返答画面。「私の結論」として、エヌビディアは長期で少しずつ買うなら検討する価値がある銘柄、ただし焦って買う必要はないと書かれている

※実際に試したときの一例です。モデルの種類や更新によって、答え方は変わる場合があります。

画像の下には、投資する予定額と保有期間を選ばせて、購入プランを考える流れまで続いていました。

AIはこちらの資産や事情を知らないまま答えているので、この結論は投資の判断材料にはなりません。

一方で、資産全体のうち何割をAI関連に回すのか、生活費は確保できているのかは聞かれませんでした。

「買いか」と聞いたので、答えも「買いか」に寄った形です。

そこで別の会話を開き、割合を自分で決めるための聞き方に変えて送り直しました。

プロンプト例(割合を考えるための聞き方)

新NISAで投資を始めたばかりの初心者です。
AI関連株にお金を回すか迷っています。
買うか買わないかの結論や銘柄のおすすめは出さずに、資産全体の中でどのくらいの割合にするかを自分で決めるために、確かめておく点を教えてください。

今度は銘柄名が出てこず、割合を決める前に確かめたい6つの点が返ってきました。

ChatGPTの返答画面。AI関連株の割合を決める前に確認したい6つのこととして、生活に必要なお金・使う時期・耐えられる損失・すでにAI関連企業に投資していないか・成長と株価を分けて考えるか・割合が増減したときのルールが並んでいる

6つのうち意外と抜けがちなのは、4つ目の「すでにAI関連企業に投資していないか」です。

全世界株式や米国株式の投資信託を持っている人は、月次レポートで組み入れ上位の銘柄を一度見ておきましょう。

AI関連の大企業との重なりに気づけます。

「買いか」ではなく「割合を決めるには何を確かめるか」と聞くと、銘柄名の出ない判断の材料が返ってきました。

AI関連銘柄のよくある質問

Q1. AI関連銘柄はもう遅い?投資に「いつから」の正解はある?

相場が過熱気味かどうかは事後にしかわかりません。

「今から遅い」と決めつけるより、いきなり大きな金額を投じずに少額から様子を見る、という考え方をする人もいます。

Q2. NISA成長投資枠でAI関連株を含む投資信託を選ぶには?

証券会社のNISA対象商品一覧で「AI」「半導体」などのテーマ名で絞り込むと候補が見つかります。

信託報酬(保有中にかかるコスト)や、投資先がどこまで分散されているかを比較してから選ぶと、あとで後悔しにくくなります。

※本記事は情報提供を目的としており、投資助言や特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。

投資や契約の判断はご自身の責任でお願いします。

まとめ

  • AI関連銘柄とは、AIの普及で業績への恩恵が期待される企業の株式のことです。
  • 新NISAでは、個別株は成長投資枠のみ、投資信託ならつみたて・成長どちらの枠でも選択肢になります。
  • 買っていいかどうかより、資産の何割をAI関連に振り分けるかが大事な論点です。
  • 相場の過熱感は誰にも読めないからこそ、一括投資より分割購入が現実的な選び方です。
  • AIに相談するなら「買いか」ではなく、割合を決めるために確かめる点を聞きます。

AIという言葉に振り回されず、いつも通りの分散と少額からの一歩を意識すれば、それで十分な備えになります。

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ChatGPT・Claudeなどを、仕事や暮らしで日々使っています。試して分かったことを、AIが初めての方にも伝わる言葉で紹介しています。

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